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【お知らせ】令和6年度 明日へのつどい第1回 開催レポート

「えっ知らなかった!子育ての知識」~親子健康手帳・きょうとすくすくブックを使って~

先日、令和6年度 明日へのつどい第1回 『「えっ知らなかった!子育ての知識」~親子健康手帳・きょうとすくすくブックを使って~』を会場とオンライン配信で開催しました✨

当日は、4名の方にお越し頂き、お話をして頂きました。

  • 特定非営利活動法人日本医療政策機構フェロー 子どもと医療主宰 阿真 京子 様
  • 国際母子手帳委員会事務局長 板東 あけみ 様
  • 亀岡市こども未来部こども家庭課 奥脇 寿子 様
  • 京都NICU親と子の会~おへそクラブ~ 代表 梅原 志保 様

親子健康手帳、きょうとすくすくブック、子どもの事故防止について理解を深めるための貴重なお時間となりました。
当日のお話の中で、一部ご紹介させて頂きます。

 

 

特定非営利活動法人日本医療政策機構フェロー 子どもと医療主宰 阿真 京子 様

阿真 京子 様に【知って安心!子どもの健康管理~親子健康手帳から~】をテーマにお話し頂きました。

子どもを病院に連れて行くか迷わないために、親子健康手帳の78~79ページの「子どもの病気やけが」についてご紹介頂きました。
親子健康手帳の78~79ページには、「観察のポイント」「記録のポイント」について記載があります。子どもの医療電話相談の電話番号も記載がありますので、ご活用ください。

病院に行った時に、適切な診断を受けるために観察や記録したことを、伝達することが大切になります。

  • 医療機関への受信について 呼吸が苦しそう、ぐったりしている、何度も吐く、けいれん、意識を失うような症状が見られた場合には、必ず医療機関を受診しましょう。医療機関を受診する際には、子どもの症状、その変化、時間をメモしておきましょう。また、親子健康手帳にはこれまでの重要な記録があるので、必ず持参しましょう。
  • 病院に行く前に、子どもの様子がいつもと違うと感じたら...親や周囲の大人にできること 「いつも」を知るわが子のいつも・私のいつも・あなたのいつも 「熱の高さ=状態の悪さ」ではありません。まず、見極めたいのは「食べる・寝る・遊ぶ・出す」がいつも通りにできているか。

 

悩んだときのお役立ち情報について、電話相談やウェブサイトをご紹介頂きました。

  • 悩んだときのお役立ち情報 電話相談:小児救急電話相談「#8000」、救急相談センター「#7119」。ウェブサイト:「こどもの救急」(日本小児科学会)おすすめ!、全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)、「教えて!ドクター」(佐久医師会)、「ボジョレーに教わる救命ノート」(大阪市消防局)
  • ウェブサイト:kodomotoiryo.com。子どもと医療

 

親子健康手帳は、就職や海外への進学の時などに重要になってきます。
予防接種の記録や病気などを記録し、子どもへの「自分で自分を守る」バトンとして活用して下さい。

 

 

国際母子手帳委員会事務局長 板東 あけみ 様

板東 あけみ 様に【低出生体重で生まれたお子様とご家族へのよりそい~「だれ一人取り残さない」視点から~】をテーマにお話し頂きました。

低出生体重で生まれてくるお子様によりそい、成長の記録をできるように作成された「リトルベビーハンドブック」をご紹介頂きました。
今年度末には、全47都道府県で作成・使用が出来るようになり、表紙はほとんどが各地のサークルのママたちがデザインされているそうです。

リトルベビーハンドブックの配布対象や配布場所、特徴、退院後についてもご紹介頂きました。

  • LBHの配布対象。・多くが1500g未満と2500g未満の希望者。・加えて次を明記しているところもある。・ダウン症や心疾患などの病気。・医療的ケア。
  • LBHの配布場所。基本新生児集中治療室NICUで母親の入院中に手渡す
  • LBHの特徴。①発育情報を書き込みながら、我が子が懸命に生きようとしていることを理解する。(標準と比べない)②先輩経験者のコメントにより、安心感や、将来への期待感を得られるし、地元当事者サークルの情報を得られる。③専門的な情報を得られる。④地元の相談機関の連絡先が分かる。⑤多様な医療機関、保健機関、相談機関などがLBHを読むことで医療記録の共有ができる。(コピー)
  • 退院後にLBHが役立つ機会。・初診の医療機関(小児科、眼科、歯科など)。・発達検査、療育期間。・乳幼児健診時や保健師の家庭訪問時。・産後ケア受診時。・夜間救急外来や救急車での緊急搬送時。・訪問介護ステーション利用時。・就園や就学相談の説明時。 など

 

その他にも、サークル活動による写真展やこども家庭庁への訪問などの取り組みについてもお話頂きました。

  • サークルの取り組み。・対面おはなし会。・オンラインおはなし会、飲み会。・専門家をよんでの勉強会。・ワークショップ。・地域マルシェに参加。 など
  • 初めての全国レベルの集まり 2023年11月 静岡

 

11月17日は世界早産児デーで、全国各地で県庁やお城などが紫にライトアップされているそうです。

  • 11.17 世界早産児デー
  • 全国各地で県庁やお城などが紫にライトアップ

 

 

亀岡市こども未来部こども家庭課 奥脇 寿子 様

奥脇 寿子 様に【子どもの目線で見ると危険がいっぱい!~子どもの事故防止~】をテーマにお話し頂きました。

乳幼児(0歳~4歳)の外傷受傷場所は住宅内が最も多いそうです。子どもは成長発達とともに、いろいろなことが出来るようになり年齢によって起こりやすい事故の種類が変わってきます。
親子健康手帳の80~81ページに「子どもの事故の予防」について掲載されているので、事故防止をしましょう。

  • 「乳幼児(0~4歳)の外傷受傷場所は住宅内が最も多い」住宅(屋内)82.8%
  • 親子健康手帳80~81ページ目:子どもの事故の予防

 

 

京都NICU親と子の会~おへそクラブ~ 代表 梅原 志保 様

梅原 志保 様に【ただ、シンプルに、届け…! ~きょうとすくすくブック~】をテーマにお話し頂きました。

きょうとすくすくブックがもうひとつの親子健康手帳として広く認知され、きょうとすくすくブックを必要とする方や、希望されるご家族に届いてほしいという願いをこめ、特徴をご紹介頂きました。
京都府が独自で作成しており、京都市を含めて京都府全域で配布しています。

一つ一つの成長をお子さんのペースで記録をし、ご家族でかみしめられるように工夫された冊子になっています。

子育ての先輩方々などからのたくさんのメッセージがあり、行政手続きや困ったときの相談先、支援団体や交流先の紹介もあります。

  • この手帳は小さく生まれた赤ちゃんや病気をもって生まれた赤ちゃんとそのご家族のためのもうひとつの母子健康手帳です。 対象のご家族。①出生体重が1,500g未満で出生されたお子さんとその家族。②次に該当するお子さんで手帳を希望される方。・①以外の低出生体重児(2,500g未満)。・病気をもって生まれた赤ちゃん(ダウン症候群や心疾患など)。・医療的ケアを必要とするお子さん。・出生後にNICU(新生児集中治療室)に入院したお子さん)。など 必要とする方たちになんとか届いてほしい・・・!
  • きょうとすくすくブックでは、はじめて記念日、多くの支援者や子育ての先輩、きょうだい、大きくなったお子さんからのメッセージを掲載しています。

 

 

~ 明日へのつどい第1回 当日の写真 ~

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