【お知らせ】豆類などをはじめとする食品での窒息や誤嚥に注意!
こどもは発達の過程でいろいろなものを食べることができるようになっていきます。しかし、かむ力や飲み込む力が大人に比べて弱いうちは、食べ物をのどに詰まらせやすいため注意が必要です。
もうすぐ節分ですが、豆まきには注意が必要です。硬い豆やナッツ類には、子どもがのどや気管に詰まらせて窒息したり、噛み砕いた小さなかけらが気道に入って肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもに食べさせると大変危険です。
また、硬い豆やナッツ類以外でも、子どもの口に入る大きさの丸くてつるっとしたもの、粘着性が高くて飲み込みづらいもの、かみ切りにくいものなどを子どもに食べさせる際には、こどもが安全に食べられるよう、食べさせ方や環境に配慮が必要です。
日本小児科学会のガイドラインはこちら
消費者庁には、こどもが食品で窒息や誤嚥する事故情報が医療機関から寄せられています。
こどもの食品での窒息や誤嚥を防ぐため、以下の点に気を付けましょう。
- 小さく切り分けてあげることを基本とし、少しずつよく噛んで食べるよう伝えましょう。加えて、切り分けた複数個を口に入れるなど、一度に多くの量を口に入れることがないように様子を見守りましょう。
- 食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。口の中に食べ物が入ったまま大声を出したり、遊んだりすると、窒息・誤嚥のリスクがあります。
- 泣いているときなどに、なだめようとして、食べ物をあげるのはやめましょう。
詳細 | 消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20250123/ |
❗❗もしもの時は…❗❗
のどが詰まって、声を出せない、苦しそうな呼吸が見られる、顔色が急に青くなるなど窒息が疑われる変化が現れた場合は、「背部叩打法」などの応急処置を速やかに行ってください。
こども家庭庁:もしもの時の「応急手当方法」