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京都市

株式会社京富士印刷

時間単位の年次有給休暇制度

【従業員⽬線を持って状況に合わせた細やかな職場環境の改善対応を推進】

商業印刷物や包装印刷物のグラフィック・パッケージデザインの企画制作を⾏っている株式会社京富⼠印刷は、社員全員の充実した働き⽅を応援するという考えのもと、職場環境の改善に取り組んでいます。

「社員が働きやすい職場とはどういった環境なのかを、常に模索している」という代表取締役の⾼畠さんに、⼦育てと仕事を⾃然な形で両⽴できる職場環境を進める上での課題について、お話を伺いました。

 

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時間単位の有給休暇を制度化し状況に合わせた働き⽅を推進

これまでから、育児休暇や半⽇単位で取得できる有給休暇の制度化を進めてきた結果、有給休暇の取得⽇数は、社員一人当たり平均で年間 11 ⽇となっていますが、より一層、多様な働き⽅を選べるようにしたい、男性社員が、もっと出産⽴会いや⼦育てに参加できるようにしたいという考えから、1時間単位で有給休暇を取得できる制度を導入することになったのだそうです。

「⾏動宣⾔として、きちんと取組の方向性を示したことで、社員がより制度を利⽤しやすくなったと思います。」(⾼畠さん)

他方、育児休暇については、 2021 年2⽉に初めて男性社員 1 名が出産⽴会いのために取得され、「実績ができたことで、今後、さらに制度の利用が広がっていくのではないかと期待しています。」(高畠さん)

 

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テレワークへの移⾏に伴いクラウドシステムを導⼊

2020 4 ⽉にテレワーク制度を導⼊し、制作部の社員2名が在宅勤務に。それまでは、出勤簿で出勤管理をしていましたが、テレワークの導⼊を機に、在宅でも出退勤を報告できるよう、クラウド型の勤怠管理システムを導⼊しています。

デザインのデータをもとに印刷を⾏う社員や、電話対応がメインで売上帳簿や納品書の発⾏などを⾏う営業・事務部⾨の社員がテレワークに移⾏するのは、まだ少し先ですが、販売管理ソフトのデータもクラウド化することで、徐々に対応していく予定です。

クラウド型システムを効果的に導⼊し、社員が多様な働き⽅を選べるような職場をつくりたいと話す⾼畠さん。「クラウドシステムへの移⾏が完了すれば、営業社員が外出先で売上データの履歴を⾒ながら、お客様と打ち合わせできますし、業務部の社員が、在宅でアクセスして納品書を発⾏することも可能となります。

部署を問わず、テレワークを広げられると、⼦育てと仕事の両⽴がもっとスムーズにできる可能性は⾼いと思います。」

 

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従業員⽬線で⼦育てと仕事の両⽴がしやすい職場環境を整備

現在、⼥性社員1名が育休に⼊っており、今年秋に育休から復帰する予定です。育休後の復職は初めてのケースだけに、時間単位の有給休暇をうまく組み合わせながら、⼦育てと仕事が無理なく両⽴できるようサポートしていきたいとのこと。

「お子さんの病気や学校の⾏事などに合わせて、休みたい時間に有給休暇を使ってもらうなど、柔軟に対応できるようにしたいですね。職場復帰後に本⼈の意⾒も聞きながら、試⾏錯誤していくことでベストな形が⾒えてくると思っています。」(⾼畠さん)

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