認定NPO法人 FaSoLabo京都
- 所在地
- 京都市中京区姉西洞院町542
サンフィールドビル3階
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- TEL&FAX
- 075-252-5088
- [email protected]
- ホームページURL
- http://www.allergy-k.org/
認証団体の紹介
食物アレルギーの子どもとその家族の生活の質の向上を活動理念とし、社会的理解・当事者支援・支援者支援を柱に活動しています。主な活動は、食物アレルギーの親子の居場所であるサポートデスクの運営で、交流会や勉強会、子どもが主体となる啓発活動(どれみ隊)、子育て支援の視点で食物アレルギーを考える相談援助研究会を行っています。又、地域子育て支援拠点事業「つどいの広場ぴいちゃん」も運営し、食物アレルギーの有無に関わらずみんなが一緒の子育ての実現、食物アレルギーの理解と周知に努めています。
主な活動内容は?
食物アレルギーの社会的理解(勉強会、子ども主体の活動、相談、交流会、機関誌)
子育て相談 つどいの広場(出張あり)
どんな方が利用していますか?
食物アレルギーの子どもと保護者、障がいの有無に関わらず、すべての親子
妊婦 パパママ 0歳~大学生 働くママ ひとり親 祖父母
子育て支援を始めたい方へ
見学OK ボランティア随時受付
つどいの広場食物アレルギーサポートブックの提供
食物アレルギー対応に関しての相談、講師派遣
インタビュー
- 食物アレルギーの
子どもたちを多角的に支援
任意団体として2005 年にスタート。以来、食物アレルギーの子どもと保護者などを支える活動に取り組む“FaSoLabo 京都”は、社会的理解・当事者支援・支援者支援の3つを柱に据え、多方面にわたる活動を展開しています。
- 子どもたちを主役に
社会的理解を深める
“FaSoLabo”のFaはfood allergy(食物アレルギー)、Soはsocial work(ソーシャルワーク)・sower(種をまく人)、LaboはLaboratory(研究所)。名称には、食物アレルギー支援に対する思いや願いが込められています。社会的理解・当事者支援・支援者支援の3点を活動の柱に掲げていますが、それらの活動をバラバラに行うわけではなく、相互に関わらせながら、食物アレルギーの子どもとその周囲が生活しやすい環境を作りたいとの思いで活動しています。
社会的理解の活動の一環に位置付けている活動のひとつが“どれみ隊”です。これは、子どもたちによる、子どもたちのための、子どもたち視点の発信で、食物アレルギーの社会的理解や配慮を広げ、誰もが暮らしやすい社会となることを目的に始まりました。2023年度には、“食物アレルギーに配慮したお菓子パーティー”を開催。小学4年生のどれみ隊の子どもメンバーが「みんなでお菓子パーティーがやりたい」と企画しました。お菓子は、コンビニやスーパーなど、身近な場所で購入できる商品を選び、当日の司会進行も子どもが行いました。
“食物アレルギー勉強会”も実施。大人も子どもも一緒に食物アレルギーについて学ぶ機会になりました。参加した子どもからは「これまでもアレルギー症状(アナフィラキシー)をおこしたことがあったので、なぜそうなるのかを知ることができて良かった」との声が聞かれました。
“地域子育て支援拠点事業 つどいの広場”も社会的理解の活動のひとつに位置づけています。広場には子育て相談員が常駐。食物アレルギーの有無に関わらず、来所された親子が安心して過ごせる場になるよう、また食物アレルギーの社会的理解を広める大切な場として運営されています。
社会的理解の活動の一環に位置付けている活動のひとつが“どれみ隊”です。これは、子どもたちによる、子どもたちのための、子どもたち視点の発信で、食物アレルギーの社会的理解や配慮を広げ、誰もが暮らしやすい社会となることを目的に始まりました。2023年度には、“食物アレルギーに配慮したお菓子パーティー”を開催。小学4年生のどれみ隊の子どもメンバーが「みんなでお菓子パーティーがやりたい」と企画しました。お菓子は、コンビニやスーパーなど、身近な場所で購入できる商品を選び、当日の司会進行も子どもが行いました。
“食物アレルギー勉強会”も実施。大人も子どもも一緒に食物アレルギーについて学ぶ機会になりました。参加した子どもからは「これまでもアレルギー症状(アナフィラキシー)をおこしたことがあったので、なぜそうなるのかを知ることができて良かった」との声が聞かれました。
“地域子育て支援拠点事業 つどいの広場”も社会的理解の活動のひとつに位置づけています。広場には子育て相談員が常駐。食物アレルギーの有無に関わらず、来所された親子が安心して過ごせる場になるよう、また食物アレルギーの社会的理解を広める大切な場として運営されています。
- 多様な当事者に向けて
情報交換の場も提供
当事者支援の活動に位置づけている活動が、年に3回発行するニュースレターです。これは子育て支援施設や児童館などで配布していて、食物アレルギー当事者に「一人じゃないよ」と伝える出会いの第1歩になるツール。さまざまな情報を知ってもらう役割も持っています。
“ティーンミート”事業も当事者支援のひとつ。これは食物アレルギーの中学生から25歳くらいまでを対象にした交流会です。食物アレルギーは小学生くらいまでに寛解する子どもが多く、この世代は、特に少数となっていきます。友人関係や進路など保護者などには相談しづらい事を、同じ立場だからこそ理解できる情報や意見を交換したり、悩みや困りごとを共有する貴重な場になっています。
コロナ禍で中止されていた“保護者交流会”も復活。真の当事者は子どもですが、食物アレルギーの診断を受ける乳幼児にかわって、先に生活などの困難感を受ける保護者を置き去りにしないことも大切に活動を実施しています。
“ティーンミート”事業も当事者支援のひとつ。これは食物アレルギーの中学生から25歳くらいまでを対象にした交流会です。食物アレルギーは小学生くらいまでに寛解する子どもが多く、この世代は、特に少数となっていきます。友人関係や進路など保護者などには相談しづらい事を、同じ立場だからこそ理解できる情報や意見を交換したり、悩みや困りごとを共有する貴重な場になっています。
コロナ禍で中止されていた“保護者交流会”も復活。真の当事者は子どもですが、食物アレルギーの診断を受ける乳幼児にかわって、先に生活などの困難感を受ける保護者を置き去りにしないことも大切に活動を実施しています。
- 支援者側も支えて
サポートが要らない世界に
支援者支援の活動としては、“食物アレルギー相談援助研究会”があります。これは、食物アレルギーの主に生活面での課題を専門医や看護師、医療ソーシャルワーカー・スクールソーシャルワーカー(社会福祉士)などの福祉職、子育て支援員といった多様な人々が共に学び合う活動です。食物アレルギーは医療面と生活面の両輪で考えることが大事ではないのかとの視点からスタートしました。“子育て支援拠点 つどいの広場”で受ける食物アレルギーの相談についての対応についても具体的な事例をあげながら内容を検討する“相談事例勉強会”も実施しています。
理解を広げていく取り組みのゴールは、食物アレルギーの子どもたちが安心して地域で暮らしていける環境です。