きょうと子育てピアサポートセンター 京都府の妊娠・出産・子育て支援情報ポータルサイト

NPO法人 場とつながりラボhome’s vi

NPO法人 場とつながりラボhome’s vi

所在地
京都市上京区挽木町518
Google map
TEL&FAX
075-205-1534
E-mail
[email protected]
ホームページURL
https://www.homes-vi.org/

認証団体の紹介

私たち場とつながりラボhome’s viは、15年前の団体発足以来、まちづくり・届場所づくり活動にファシリテーション手法を活用しながら携わってきました。一人ひとりの「やってみたい!」「こうありたい」という思い・個性を大事にしながら、それらが家族やチーム、組織において生かされあっていくための場づくりを行うこと。それが私たちの活動です。これまでには自身が子育て中のメンバー発案により、子育ての方法・実践の学び合い、新しい暮らし方の提案も行ってきました。団体や組織の立ち上げ時や運営していくにあたっての、すすめかたやコミュニケーションの取り方のサポートも行っています。



主な活動内容は?

ファシリテーション(まちづくり会議・思いをかたちにするプロジェクト創発型ワークショップなど)
養成・講座(ファシリテーション全般・共感コミュニケーション・コミュニティづくりなど)
伴走支援(プロジェクト立ち上げ~運営支援・チームビルディング・組織変革・事業継承)
その他(子育て団体共同イベント・居場所づくりイベント開催)



どんな方が利用していますか?

子育て中のすべての人 これから子育てをするかもしれない人・団体や組織を立ち上げたい人・立ち上げている人



子育て支援を始めたい方へ

みなさんの思いや願いやどんな活動や団体・プロジェクトだったら実現するのか、に伴走します。
ご相談下さい。



インタビュー

  • コミュニケーション手法で
    子育て支援団体を支援する
 2008年の団体発足以来、ファシリテーションなどのコミュニケーション手法を活用しながら、まちづくりや居場所づくり活動に携わっている「場とつながりラボhome’s vi」。子育ての分野においては、支援を行う団体づくりやビジョンの構築、運営のサポートなどを行う中間支援団体として活動しています。
  • ファシリテーションを
    場づくりやまちづくりの基本に
 ファシリテーションは直訳すると「促進する」という意味です。ファシリテーターは、個人や団体が進む方向を探求することに伴走しながら、みなさんの活動を「促進する」役割を担っています。篠原幸子さんもそのひとりです。
 「まちづくり会議には子育て支援団体の方たちや子育て中の方たちも参加されます。その方たちがつながれたり、何らかの活動を始めたいと考えている方が一歩を踏み出せたりするような場を作っています」。(篠原さん)
 子育て支援団体の会議力やコミュニケーション力を上げてほしいとの依頼が来ることもあります。オルタナティブ教育を実践する保育園や幼稚園の運営者を招き、お母さんたちに向けて子育てを知ってもらう場を設ける、自分らしい子育てを考える講座の開催なども行ってきました。
 「中間支援活動のカタチはさまざまですが、基本に据えているのは関係性の構築です。家族でも会社でも、仲が悪いとか雰囲気が悪いわけでもないけれど考えが伝わらないことやタイミングがずれることは、めずらしくないと思います。そんな時に話を聞いたり事象を整理して団体の履歴をひも解くなかで初心を思い出してもらったり、前提を揃えることで、問題解決や良い活動ができるような土壌を作る伴走をしています」。(篠原さん)
  • 知見を広げてアンテナを張る
    ファシリテーターの仕事
 「場とつながりラボhome’s vi」には複数名のファシリテーターが所属していますが、子育て関連の活動は主に篠原さんが担当しています。
 「私が加入した当時は子育て中のスタッフが私しかいなかったため、自然と担当するようになりました。そもそもファシリテーションの手法を体得しようと思ったのは、人の話を遮る自分自身のクセ、子どもとの関係で言うと自分の意見を押し付けがちな部分が多々あり、それを何とかしたいと思ったからです」(篠原さん)
 同僚だけでなく夫婦や子どもとの関係を円滑にするための表現方法、コミュニケーション方法を後発的に身につけられるのがファシリテーションです。
 「組織づくりひとつ取っても、フリースクールだったり、貧困家庭の支援をされている団体さんだったり、関わる分野は広範囲に及びます。ぞれぞれのケースにフィットするプログラムを考えるためには、より多くの現場を経験すること。また、自分が引き出しを増やすために書籍を読む、同じような仕事をしている人たちと交流する、素敵な場づくりをしている人がいるといった情報のアンテナを常に張っておくよう心がけています」。(篠原さん)
  • 外食する感覚で利用したい
    ファシリテーターの力
 たとえば、子育て支援のためのサロンを始めたいと考える方は、本当に心からそう願っているのか、またするべきことなのか。なぜそれをしようと思うのか、情熱はどこにあるのかをファシリテーターが一緒に探ることもあります。
 「団体を立ち上げる時に、どういうメンバーで始めたら良いのかだったり、資金確保のプレゼンが成功するように一番大事な思いの部分を明確にする。仲間を作れるにはどうすれば良いかといったロードマップを作ります」。(篠原さん)
 このような取り組みをしている団体は決して多くはありません。
 「ファシリテーターが関わったからといって、何もかもが夢みたいにうまくと進むわけではないのですが、私は料理と似ていると思っています。というのは、料理は食べるために誰もがする行為であるけれども、一方でプロの料理人やその人たちの作るレシピも存在します。たまに外食に行くような感覚で、私たちを使ってもらえれば良いのではないでしょうか」。(篠原さん)