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特定非営利活動法人 働きたいおんなたちのネットワーク

特定非営利活動法人 働きたいおんなたちのネットワーク

所在地
小倉事務所:宇治市小倉町南浦18-92 「家庭まるごとべーす」内
TEL&FAX
0774-23-5390
ホームページURL
https://npo-hatarakitainet.jp/

認証団体の紹介

2000年の法人設立以来、生きやすく、働きやすい社会づくりを目指して、親子やこどもの居場所づくりや子育て家庭訪問型事業、子育て女性の雇用創出等に取り組み、自立と社会参加を支援する活動をしてさました。現在では、宇治市内に5か所の拠点を置き、就学前のお子さんと保護者のための地域子育て支援拠点事業、ひとり親家庭のこどもの居場所事業、子育て家庭訪問型サポート事業などに取り組んでいます。



主な活動内容は?

子育て相談 つどいの広場

 

子育て家庭訪問型サポート、ひとり親家庭の子どもの居場所づくり、子育て女性への自立支援、子育て女性の雇用創出、女性のチャレンジ相談、ヤングケアラー・ダブルケアラー支援など



どんな方が利用していますか?

妊婦 パパママ 0歳~高校生 親子 働くママ ひとり親 祖父母

 

その他(障害のあるお子さん、高齢者など)



子育て支援を始めたい方へ

出張相談可 その他

 

あなたの活動を待っている方がいます。



インタビュー

  • その時々に応じて
    私が私らしく働ける環境を
女性の自立と社会参加を促進することを目的に2000年5月9日に設立された「働きたいおんなたちのネットワーク」。子育てや介護など女性を理由に、社会から切り離された存在となり、働くことを望みながらも制限されている女性たちの支援を設立趣旨とし、宇治市を中心に活動しています。
  • これまで培ってきたキャリアを
    途切れさせないために
 理事長の髙田 悦子さんは、自身の経験を振り返りながら「女性は、結婚・妊娠とライフステージの変化とともに、気がつけば、これまで自分がやってきたことやキャリアとは全く違うことをやっている、なんて方が多いと思います。私自身も出産と同時に介護がスタートし、ダブルケアの状態が20年。その中での生きづらさを感じてきました」と話します。
 そんな状況の女性たちをサポートしたいと立ち上げられた同法人では、『週2時間からの働き方』を提唱。「働くか、働かないかの2択ではなく、もっと柔軟に働きたい、これまでの自分のスキルを活かしたいと思う女性の居場所づくりや支援を行っています」。
  • ワークシェアリングで
    子育て期の仕事を乗り切る
 実際に髙田さんも同法人で働き始めて約20年になりますが、最初は週1日からスタートし、そこから正規職員となり、現在は理事長を務めています。「私たちの団体は、ワークシェアリングを導入していて、子どもや家族に何かあったときには、フォローしあって対応しています。20数年前の私は、子育てと母の介護で心も体もいっぱいに。一人になれない、社会と離れた環境に焦りを感じていました。そんなとき、当時の理事長から『私は私らしく働けばいい』と声をかけてもらい、その時々に応じた働き方で今に至ります」と髙田さんは振り返ります。
 また、女性の起業や就業支援も同法人立ち上げ当初から力を入れて取り組んでおり、人材育成のセミナーやチャレンジを後押しする相談の場も設けています。子育てや介護をしていても働きたい女性が、自分らしく生きられるよう、アドバイスや支援を提供しています。
  • 孤立する家庭の支援も実施
    18歳までの見守りも

 同法人では、働きたい女性たちだけでなく、社会と切り離され、孤立してしまう家族への支援も手厚く行っています。小さな子どもや多胎児を持つ家庭の外出サポートや、困難のある家庭に入って直接的な支援を行う子育て家庭サポートも実施。
 「ちょっとした外出でさえ大変な多胎児家庭のお買い物をサポートしたり、睡眠不足のお母さんに昼寝の時間を取ってもらえるように赤ちゃんのお世話をしたり、お母さんの話を聞いて寄り添ったり。お子さんが大きくなるにつれて、私たちのサービスを使わなくなる家庭がほとんどですが、気になる家庭には、お子さんが18歳になるまで支援を継続していきます」と髙田さん。「行政の子育て支援も増えている中で、行政の狭間にあるようなご家庭への支援等を大切に、NPO法人だからこそできる子育て家庭の支援をしていきたいと思います。」

  • 子育ての時期はひととき
    ひとときに頼れる場所を
 社会との繋がりが途切れることや、自分がこれまで積み上げてきたものがなくてなってしまう。そんな焦りやつらさに寄り添い、子育て期のお母さんや家庭にとって時々で必要な支援を提供してきた同法人。髙田さんは「子育ての時期は、振り返ればひとときですが、その最中は、そんな風には思えません。だからこそ、そのひとときをどう乗り切るかが重要です。赤ちゃんの時期はもちろん、保育所に入園させて職場復帰ができるのか、その後は小学校に上がるタイミングでの葛藤やスケジューリングの難しさなど、大変なことはたくさんあります。そんなときこそ、頼れるところ、頼れるものを使って乗り切る。そんな気持ちで私たちのような団体を利用してほしいと思います」。