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呼んでも振り向かない

赤ちゃんは6か月ごろになって、体を自由に動かし、きょろきょろあたりを見渡すことができるようになってくれば、自分のことを呼ばれると笑ったり、振り向いたりするようになってきます。呼ばれて振り向くことができるようになるには、自分の周りの人に興味を持ち、声をかけられるとそれに答えようとする関係が成り立っていなければなりません。

日頃から目を見て声をかけたり、あやす等、心がけることも大切です。

幼い赤ちゃんは文句は言いませんが、急に抱き上げられたり、ほ乳瓶が口に入ってきたりすると、びっくりしてしまいます。赤ちゃんの体に触ったり動かしたりするときは、優しく声をかけてから行うようにしましょう。赤ちゃんが声を出し始めたら、同じような声で返事をするように出してあげると、3か月ごろからは、こちらがあやすと赤ちゃんはまるでまねをするかのように「あー」とか「くーん」などというようになってきます。まだ言葉はわからなくてもこうして赤ちゃんとかかわっていくことによって、赤ちゃんは人や周囲に興味を持つようになり、豊かな感情が育っていきます。

赤ちゃんとのかかわり合いが十分にできているのに呼んでも振り向かないというときは、ちゃんと音を聴くことができているか、確かめてみる必要があります。赤ちゃんが遊びなどほかのことに気をとられていないときに、話しかけてみたり、おもちゃを鳴らしてみたりして反応をみてみましょう。必ずしも振り向かなくても、何らかの反応があれば聞こえているはずです。また、電話の音、テレビのスイッチを入れたとき、ドアが閉まったときなどの様子を見るのも参考になります。聴こえが悪いのではないかと思うときは早めにかかりつけの医師などに相談してください。

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