母親のそばから離れない
1歳くらいになって自分で動けるようになると、後追いが始まりお母さんの行くところにはどこでもくっついていくようになります。拒否するとよけいにくっついてくるので家事などで手が離せないときは困ってしまいます。
母親は子どもにとって、安心の基地です。いつでもお母さんのところに行けば答えてくれる、守ってくれると覚えていて、不安があったときにお母さんに甘え、その安心感をもとに外へ向かってゆくのです。何かあったらお母さんのところへ行けば安心だと確信するようになると、本当に困ったことがあるときにだけ、行くようになります。
逆にくっついている子どもを無理に離そうとすると、「お母さんといると安心」となかなか思えないので、いつまでもこだわります。「大丈夫、いつもそばにいて守ってあげる。」という気持ちで、積極的に心をこめてべたべたすると、安心し、満足して、少しずつお母さんから離れては戻り、戻っては離れを繰り返して、次第に離れるようになっていきます。