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赤ちゃんの外出

日光浴について

生後1か月くらいになったら、部屋の窓を開けて外気を入れてあげるようにしましょう。最初は1回に5分くらいが目安です。夏は午前中に暑くなる前、冬は日中の暖かい時間にすると気持ちがよいでしょう。1~2週間して慣れたら、ベランダや庭に出てみます。3か月を過ぎたら、30分から1時間くらいのお散歩に出かけられるようになるでしょう。

外気浴は皮膚や気道を鍛える効果があります。音、光、風、温度、湿度の刺激にさらされる、外出の準備の一つです。

なお、赤ちゃんに直接日光を当てる必要はありませんし、当てるべきではありません。赤ちゃんの肌は薄く敏感です。紫外線を浴びすぎると、皮膚の細胞が傷付いてしまうことがあります。直接日光を浴びなくても、外に出るだけで十分にお日さまのエネルギーはもらうことができます。

外出はいつごろからOK?

生後1か月くらいになったら、部屋の窓を開けて外気を入れてあげるようにします。外気浴は皮膚や気道を鍛える効果があります。音、光、風、温度、湿度の刺激にさらされる、外出の準備の一つです。最初は1回に5分くらいが目安です。夏は午前中暑くなる前に、冬は日中の暖かい時間にすると気持ちがよいでしょう。1~2週間して慣れたら、ベランダや庭に出てみます。3か月を過ぎたら、30分から1時間くらいのお散歩に出かけられるようになるでしょう。混雑、人込みは避けましょう。

乗り物に乗るような移動はお座りができる7か月くらいからが安心です。泊まりがけの旅行は、1歳になってからのほうが楽ですし、安全です。電車やバスなどの中は、冷暖房がききすぎていることもあるので、温度調節ができるように夏はカーディガンやバスタオルなどさっとはおれるものを、冬場は暑くなったら1枚脱げるような服装がよいでしょう。

持ち物は、おむつ、着替え、ガーゼ、おしりふきなど、ミルクの赤ちゃんでは、粉ミルクとポットなどを忘れずに、念のため保険証も持参したほうがよいでしょう。

旅行は、余裕をもったスケジュールにします。体調不良などで無理なら思い切って中止することが大切です。夏は海や山へ行く機会が多いですが、紫外線が強いので日中(10時から3時ごろまで)は、長時間直射日光下で過ごさないでください。また旅行先との気温差、日内温度差に注意して準備しましょう。

プールや海はいつから?

夏のプールや海は、往復の道路が渋滞したり、電車が混んだりしていると、目的地にたどりつくまでに疲れてしまいます。行ってからも混雑していることが多く、大人も体力を消耗してしまうのですから、赤ちゃんにとってはついて行くだけでもかなりのストレスになっています。赤ちゃんを連れていくのは、せめて6~7か月を過ぎてからにしましょう。また、楽しく遊ぶことができるように、海やプールに行く前に、家庭用のビニールプールなどで水に徐々に慣らせておくほうがよいでしょう。

赤ちゃんは冷たい水につかると体温が下がるので、水温に注意しなければなりません。1回の水浴は5分間程度にし、再度水浴するのは、十分に体温が戻ってからにします。1歳半を過ぎたころから、水深20~30cmくらいの子ども用プールで、5~10分くらい遊ばせてもよいでしょう。必ず親は目を離さないようにしてください。

プールや海は直射日光が強いので、日陰に場所を確保し、帽子、長そでなど、日焼け防止、暑さ対策を考えていかなければなりません。屋外に出るのは午前10時から午後3時は避けるようにし、熱くなった砂でやけどさせないように注意しましょう。潮風や海水は刺激が強いので、海岸で過ごした後は、必ず真水でよく洗うことが大切です。海水につけるのは7か月頃から、浪打ち際で遊ぶだけでも赤ちゃんは十分楽しめます。タッチのできる1歳半ごろは30分から45分くらい(海は体力の消耗も大きいので無理せず)にしましょう。授乳や食事の後・体調が少しでも悪そうなときは避けてください。

自家用車の旅

産院から退院するときに多くの赤ちゃんが、車に乗って自宅に帰っているように、チャイルドシートを使用して、新生児期から車に乗せることはできます。しかし、赤ちゃんの体は車の動きに対応できるほどはしっかりしていないので、旅行や遠出をするのは、少なくとも首がしっかりする4か月以降、できればお座りができる7か月以降のほうがよいでしょう。

自家用車はスケジュールに合わせて移動でき、荷物を多く運ぶことができ便利ですが、頻回と思えるほど(30分から1時間に1回くらい)休憩をとり、なるべく渋滞に巻き込まれないように余裕を持った計画を立てましょう。

月齢に合ったチャイルドシートを正しく装着する、夏場の移動には直射日光が当たらないようサンシェードを使用する、冷房の風が直接当たらないようにする、車外との温度差が大きいと体温調節がうまくいかないので、冷房設定温度を下げすぎない、車内は乾燥しがちなので水分補給をこまめに行う、換気を忘れない、といったことが大切です。

なお、赤ちゃんを置いて車を離れることは絶対にしないでください。

飛行機・新幹線・バスなどの旅

乗り物に乗るような移動はお座りができる7か月くらいからが安心です。泊まりがけの旅行は1歳になってからのほうが楽で安全でしょう。乗り物の中では、冷暖房がききすぎていることもあるので、温度調節ができるように、夏はカーディガンやバスタオルなどさっとはおれるものを、冬場は暑くなったら1枚脱げるような服装が便利です。

飛行機ではチャイルドシートが必要になることもあり、航空会社により貸し出しをしている場合もありますが確認が必要です。離着陸のときの気圧変化で耳が痛くなり、泣くことがあります。このようなときは、ミルクや湯冷ましを与えたり、幼児ではつばを飲み込んだり、あめをなめさせたりするとよいでしょう。また機内は乾燥しているので、水分を十分に与えるようにしましょう。飛行機を利用するときは機内での移動時間だけではなく、空港までの移動、空港での待ち時間、ときには飛行機の出発が遅れることもあるので、授乳、食事、昼寝などに配慮することが必要です。

新幹線、バスは指定席をとるようにしましょう。車内で乳児が泣き出すのは、空腹か、眠いときが多いですが、暖房がききすぎてぐずることもあります。水分をとらせたり、デッキに出たりしてみるとよいでしょう。

幼児はじっとしていないし、飽きやすいものです。車外の景色にはあまり興味を示さないので、絵本やおもちゃなど忘れずに持ち込むようにしましょう。

乳児は乗り物酔いは少ないですが、幼児になると元気がなくなり、吐き気が起こることがあります。乗り物酔いしやすい子は、バスでは前から4、5番目の座席が良いでしょう。下を向かないようにし、遠くの景色を見させるようにします。食べ過ぎ、空腹、睡眠不足は乗り物酔いを起こしやすくなるので避けましょう。酔うのではないかと幼児が心配するとよくないので、乗り物酔いに対して周囲の人は無関心でいるのが良いです。あらかじめ乗り物酔いの薬を飲ませておくのも良い方法です。

チャイルドシートについて

自動車で外出するとき、6歳未満の子どもを乗せて運転する場合は、大人のシートベルトと同じ役目をする「チャイルドシート」の着用が義務づけられています。(道路交通法71条の3第3項)。生まれた赤ちゃんが、産院を退院するときから使用して、年齢に応じたチャイルドシートの着用が必要です。今でも、同乗者が抱っこしたり、チャイルドシートをしていない子どもを見かけますが、これは大変危険です。

チャイルドシートは、年齢に合ったシートを選びます。新生児・乳児用、幼児用があり、まだ首の座っていない赤ちゃんは、後ろ向き45度で座らせます。

なお着用義務の対象を超えても、小学4年生ごろまでは「ブースターシート」を使いましょう。