家庭の温かさや子育ての喜びを共有できる“子どもを育む文化”を京都全体で創る
ため、府、市町村、子育て支援団体や事業者等、多岐にわたる分野で日々活動されて
いる団体の皆さんと「京都府少子化対策府民会議」を設立し、下記のとおり設立総
会を開催しました。
会場には、府民会議参画団体の皆さんをはじめ、190名の方にお集まりいただき、活
動方針の確認の他、子育て支援に取り組む企業の表彰、くわばたりえさんの記念講
演、そして大学生による力強いキックオフ宣言がありました。
平成28年11月22日(火) 15時15分~17時30分
メルパルク京都6階「貴船」(京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13)
190名
・京都府知事あいさつ
・京都市副市長あいさつ
・京都府少子化対策府民会議の活動方針の説明
少子化対策に係る、
①府民への啓発に関するこ
②情報共有・情報発信に関すること
③事業協働に関すること
を推進していくことを確認しました。
・京都府少子化対策府民会議キックオフ宣言
「京都若者ライフデザインプロジェクトチーム」
メンバーの大学3 回生 初田かれんさんから、「身
近なことから、できることから」を合い言葉に「京
都で家庭をもってよかった」「京都で子どもを生
み育ててよかった」と思える京都をつくってい
くことが力強く宣言されました。
ワーク・ライフ・バランスによる子育てしやすい職場環境づくりや、地域で子育て支援に取り組む企業・団体を表彰しました。
[職場環境づくり部門]
子育てしやすい職場環境づくりに積極的に取り組
む企業・団体〈受賞企業・団体数:15〉
[施設づくり部門]
子育て家庭が利用しやすい施設づくりに取り組む
企業・団体〈受賞企業・団体数:1〉
[地域貢献部門]
子育て支援に積極的に取り組む企業・団体
〈受賞企業・団体数:2〉
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出演者
くわばた りえさん
(お笑いコンビ「クワバタオハラ」)
くわばたさんは、現在3人の子育て真っ最中で、
育児関連のテレビやイベントで活躍中。そんなく
わばたさんのリアルな経験や楽しく過ごすための
工夫、日々の子育ての中で感じる思いについて楽
しくお話しいただきました。
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出演者
くわばた りえさん
岡野 真之さん(株式会社岡野組 専務取締役)
松村 淳子(京都府健康福祉部長)
平野 智美さん(KBS 京都 アナウンサー)
子育てにおける周りや地域のサポートの大切さや、「家庭をもちたい」「子どもを生み育てたい」という
希望が実現する京都のために必要なことについて話し合われました。
くわばたさんから
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妊娠中や子育て中には、支援情報の入手が難
しい上、1人で育児をしている気になってし
まう。周りの人に一言話しかけてもらえるだ
けでも十分なので、子育てを見守る人が増え
てほしい。
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周りの人に支えられていること、周りの人に
甘えて良いことを実感できたからこそ、3人
の子どもを育ててこられた。
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父親の育児参加ができるよう、企業での取組み
がもっと進んでほしい。
岡野さんから
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親だけではなく、地域や周りの人に育んでも
らってきたからこそ今の自分がいる。今は自
分が育む側の立場になって、地域や社内で子
どもと触れ合う機会をできるだけ多くつくっ
ている。
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少子高齢化が進むというネガティブなイメー
ジの未来ではなく、未来が明るいことを伝え、
子どもを持つことに夢と希望をもってもらう
ためにできることを考えることが大切。
松村部長から
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妊娠中・子育て中の方により多くの情報を届
けるためには、周りの人や地域とのつながり
を持ってもらえる環境づくりが必要。
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府としてライフステージにあわせた多様な施
策を行っているが、行政機関や府民会議に参
画いただいた団体の皆さんが、それぞれの立
場からできることに取り組むことで、子ども
をみんなで育む土壌を京都でつくっていくこ
とができる。
府民会議設立総会の終了後、参画団体の皆さんによる街頭啓発が京都タワー前で行われ、府内各地のランドマークが「きょうと育児の日」イメージカラーにライトアップされました。