知りたい
こどもが病気になったら
こどもの病気は突然やってくる!
大切なお子さんの様子がおかしくなると、心配や不安でいっぱいになりますね。お子さんの様子がおかしくなったときに、病院に行った方が良いか、自宅でどのようにケアしたら良いかについて、小さなこどもによくある症状別にお伝えします。
症状別の対応
- 高熱が出た
- 下痢をした
- 吐いた
- 発疹(はっしん)が出た
- 咳(せき)が止まらない
- ひきつけを起こした
- おなかが痛い
- 熱射病・日射病になった
病院に行くべきか悩んだときは
「夜中にこどもが発熱した」「突然こどもが意識を失った」等、お子さんの急な病気なケガのとき、救急車を呼ぶべきか、病院受診するか、もしくは自宅で様子を見るか、悩みますね。
どうしたらよいか悩んだときは、「#7119」か「#8000」にお電話ください。看護師等がお子さんの状況を確認してアドバイスを行います。
生まれて6か月ころまでの赤ちゃんはお母さんから病気に対する抵抗力をもらっているので、普通高い熱を出すことはありません。 ですからこの時期に高熱が出た場合は要注意です。早めに医療機関を受診することを勧めます。
下痢をしているとき大切なことは、いつから、一日何回くらい下痢をしているか、どんな下痢か(水様、軟便など形態、色、においなど便の状態)、下痢以外の症状があるか(おう吐、腹痛、発熱など)、水分はとれているか、などです。
吐いたときに大切なことは、いつから、どれくらい吐いているか、吐く以外に何か症状があるか、水分はとれているか、などです。吐く以外の症状では、熱、下痢、腹痛、頭痛、機嫌などに注意してください。
子どもの皮膚に発疹(はっしん)などのできものができることはよくあります。大切なことは、いつから、どこに、どのようなものができたか、どんどん広がっているか、熱があるか、かゆがるかなどです。また、幼稚園や保育園で何かはやっている病気はないか、発疹の出る病気の子どもと接触していないか、ということにも注意してください。
咳(せき)といってもいろいろな出かたがあります。大切なのは、いつから、どんな咳が出ているかという点です。コンコンと乾いた咳か、ゼコゼコ湿った咳か、咳とともにゼイゼイヒューヒューいうか、いつ多いか(朝方とか夜間とか)、いつも決まった状況で出るか(掃除機をかけたら出るとか)、発作的に続けて出るか、などです。また、熱があるかどうかも重要です。
急に子どもが意識を失い身体をこわばらせ、白目をむいて、全身をがくがく震わせたら、だれでも動転します。まず、慌てずに熱があるか、ひきつけている時間はどれくらいか、頭を打っていないか、どんな震え方か(左右対称か、目が片方に寄っていないか)など落ち着いて観察してください。
子どもがおなかを痛がる場合は、いつから痛がっているか、どこを痛がるか、痛がり方はどのようであるか(どんどん痛みがひどくなっている、痛くなったりおさまったりするなど)、食事と関係があるか(おなかがすくと決まって痛がる、食事をすると痛がる、など)、腹痛以外に何か症状があるか(発熱、下痢、おう吐など)などに注意します。
熱射病は高い温度のところに長い時間いたために、日射病は強い日ざしが原因で起こるもので、症状はどちらも同じです。人間に備わっている体温を一定に保つ働きが冒され、高熱が続き、意識がはっきりしなくなったり、ひどい場合、死に至ります。